小説家から学ぶ表現、描写

小説を書くための表現方法を小説家から学ぶ

その中を泳ぐようにして

アスファルトにゆらゆらと陽炎(かげろう)が立ち昇っている。その中を泳ぐようにして、ようやく図書館のそばまでやってきたときには、僕の全身は汗でべたべたななっていた。顔が蒸しタオルで包まれているようだった。 向日葵の咲かない夏posted with ヨメレバ…

茶色の封筒に指の形の染みをつくっていた。

手から滲み出た汗が、茶色の封筒に指の形の染みをつくっていた。中まで染みているのではと心配になり、封筒の口から覗いてみたが、どうやら原稿用紙は無事のようだ。 向日葵の咲かない夏posted with ヨメレバ道尾秀介 新潮社 2008年08月 楽天ブックス楽天kob…

顎先から滴りそうになっていた

塩田武士さんの罪の声より 顎先から滴(したた)りそうになっていた汗をハンカチで拭う。

額に玉の汗を浮かべる立花はネクタイの目を解き

塩田武士さんの罪の声より 額に玉の汗を浮かべる立花はネクタイの目を解き、焼酎のお替りを注文した。