小説家から学ぶ表現、描写

小説を書くための表現方法を小説家から学ぶ

水を打ったような静謐(せいひつ)が満ちて……

大事なことほど小声でささやく 森沢明夫

 ひとしきりしゃべり続けたら、無性に喉が渇いた。
 四海は「笑顔」をキープしたまま、いったん言葉を区切った。
 と、リビングに水を打ったような静謐(せいひつ)が満ちて、沈黙が苦手な四海はごくりと喉を鳴らした。